JPDAデザイン保護委員会「D-8創作証の運用について」
補足資料[著作権表示の意味] 戻る

■補足資料[著作物に © の表示を付ける意味]
 

©はCopyrightの頭文字です。これを表示することには歴史的な背景があります。
著作権保護の国際条約である「ベルヌ条約」(1886年採択)は著作権を取得するための登録や著作権表示の手続きを必要としない「無方式主義」を採用し、©マークの表示も必要なく、著作権は著作物が出来ると同時に権利が自然的に発生します。
又この条約には日本(1899年加盟)をはじめヨーロッパ諸国が加盟していました。
その一方、アメリカや他の幾つかの国は登録を必要とする「方式主義」を採用していました。そのため、2つの方式の摩擦を避けるために「万国著作権条約」が制定(1952年採択)され、無方式主義の国の著作物も©表示をすることで、方式主義の国においても自動的に保護される事になりました。
その後アメリカを含めて多くの登録制度の国も『ベルヌ条約』に加盟し、現在ほとんどの国が無方式主義による著作権保護を行なっています。

現状では©マークは著作物の無断利用の注意喚起として残っていますが、表示の有無によって著作物の保護には変わりなく、権利者名及び著作物の第一発行年を表示した、権利者と著作物の権利宣言の慣用的なマークになっています。

※参考文献:東京都知的財産総合センター「中小企業経営者のための著作権マニュアル」