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今回で12年目、第8回となる「アジアパッケージデザイン会議(APD TOKYO 2004)」は2日間にわたって東京で行われ、韓国から37名、台湾から14名、上海から21名を迎え、日本も前夜祭116名、カンファレンス172名の参加者で、大いに盛り上がりをみせました。


開催日:
【10月6日 水曜日】前夜祭 〜アジアの友と集う〜
【10月7日 木曜日】カンファレンス 〜ASIA NOW〜


●第1日 前夜祭 目黒雅叙園

司会は、コーセーの井口さん(日本語)、富士写真フィルムの李さん(韓国語)、サントリーの毛さん(中国語)のトリオで開始されました。
壁一面には会員の平間夢響氏制作の「書」、『活・魅・包』が飾られその下で、今回の基本テーマ「ASIA NOW」について皆で考えましょうという川路理事長の挨拶に続き、樽酒の鏡開きという日本ならではの演出で、皆で枡を掲げて乾杯。(枡はお土産に持って帰る)
乾杯の音頭は、APD設立に対して多大な尽力を払っていただいた金子修也氏にお願いし、賑やかに宴の始まりとなりました。
韓国、上海、台湾からの参加者が、順次舞台上に上がり、代表者の挨拶と役員の紹介がありました。
お互いに見知った顔も見られて、歓談中にはあちこちで、参加各地域の交流場面が展開され、12年の歴史を感じさせられました。

歓迎のエンターティメントは、日本の伝統芸能を紹介する津軽三味線と唄。迫力たっぷりの演奏と唄に聞き入ることしばし。
3時間のパーティは岡副理事長の中締めの言葉で盛況のうちに終わり、明日のカンファレンスへの期待を込めて、散会。


●第2日 カンファレンス 泉ガーデンギャラリー

桑理事のディレクションによる、イントロダクション・ショートムービーの映写により、カンファレンスは始まりました。(日・韓・中による同時通訳)
司会である資生堂の陣内さんの進行により、まず始めに川路理事長により開会の挨拶があり、テーマ「ASIA NOW」について、世界がグローバル化する中で、アジアの知恵を生かした独自のデザイン発信が必要であり、今こそアジアのデザインを見つめ直す時であるとの主旨で、3人の講師をお迎えしたとの説明がありました。各地域代表の挨拶の後、講演会、エリアレポートと進行しました。

〈基調講演〉
喜多俊之氏(インダストリアルデザイナー)
氏のデザインは、介護ロボット、液晶テレビなどの最先端技術を生かしたものから、日本の伝統工芸である磁器や、木工漆製品に至るまで幅広い分野に渡っています。
イタリアの工房と共に手掛けられたイスのデザインや、漆仕上の液晶テレビなど、日本人ならではのデザインが世界に発信されているのに感銘を受けました。

・喜多俊之氏の作品
佐藤 卓氏(クリエイティブディレクター)
ご自身のデザインの中に仕組まれたマニアックなしかけ、消費者に発見する喜びを与えるパッケージデザインの事例を上げて、そこに行き着くまでの制作過程、考え方を親切に解説して下さいました。
これらのこまやかな発想も、日本人の持つきめ細かなデザイン作法だと理解できました。

・佐藤 卓氏の
作品
堀木エリ子氏(和紙造形によるインテリアデザイナー)
何故、自分が和紙の世界に魅せられ入っていったか?現代建築のモダンな空間に設置された、自身の作品を映し出しながら今までの和紙の世界への挑戦を語り、これからも新しいものにチャレンジしてしていく力と心を熱く語られました。日本の伝統がみごとに新しい空間を作り出しているのを見て、これからのアジア発信のデザインの可能性に勇気づけられました。

・堀木エリ子氏の
作品

〈エリアレポート〉国際交流担当のフミ・ササダ理事をコーディネーターとして、アジア各地域のデザイン事情を報告するエリアレポートを行いました。

○報告者
韓国 金應華(Kim, Eung-Hwa)さん
上海 劉維亞(Liu, Wei Ya)さん
台湾 鄭志浩(Cheng Chih Hao)さん
日本 桑和美さん

最後に、APD実行委員長 池田修一理事から閉会の挨拶があり、2日間の幕を閉じました。


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