国際パッケージデザイン会議2002
“ニューヨーク、ニューヨーク”

 ●担当理事 フミ・ササダ・島崎紘而
 ●担当委員 平尾朋子・海野加奈子・白井由美・向井育子・池田修一・村井大三郎・
矢沢孝嗣・桑 和美・半田広喜
 ●開催日時 平成14年7月11日(木) PM13:00〜18:00
 ●会 場 東京赤坂 草月ホール
 ●参加者 310名
会員211名/一般43名/学生46名/招待10名

 ●スケジュール 12:00 開場
13:00 開会挨拶 川路理事長/総合司会 平尾朋子
13:15 講演 Smart Design Mr.Paul Hamburger
14:30 休憩
14:45 講演 Cornerstone Mr.Christopher Nunes
16:00 コーヒーブレイク
16:20 パネルディスカッション「日米パッケージデザイン比較」
司会: フミ・ササダ
パネラー: Smart Design Mr.Paul Hamburger/Cornerstone Mr.Christopher Nunes
加藤芳夫/佐藤 卓/佐藤可士和
17:30 閉会挨拶 島崎紘而

会場SNAPSHOT クリックすると拡大します。
開会挨拶 川路理事長

司会 フミ・ササダ氏

Paul Hamburger氏/
Christopher Nune氏

加藤芳夫氏/佐藤卓氏

佐藤可士和氏/
フミ・ササダ氏

加藤芳夫氏作品

佐藤卓氏作品

佐藤卓氏作品

佐藤可士和氏作品

佐藤可士和氏作品

会場の参加者

閉会挨拶 島崎紘而氏

寿精版印刷(株)東京デザインセンター 松浦 真二
それはそれは暑い日でした。
私の会社は赤坂見附にあり会場までは約700mという近距離でありましたが、あまりの暑さに2度程、意識が遠のくのを感じながら会場に到着したのです。
ニューヨーク人ディレクターの同時通訳を聴きながら、へばった体を休めよう。もしかしたら寝てもいいかも。とか考えていると受付でいきなり本会議の感想文を書くようにと天罰が下り、私は一気に覚醒し、イヤフォンを耳にめり込ませ、むさぼる様にメモをとったのでした。
前置きが長くなりましたが、各ディレクターのお仕事なり考え方を、寝るどころか興味深く拝聴し、思った事は、クリエイトしアウトプットされたひとつの結果があり、そのプロセスにおける困難や試行錯誤を逆に楽しかった、おもしろかったといえる。みなさんにその自信がみなぎっており、日米共通点だと感じました。

ユニ・チャーム(株) 高橋 剛、他一同
この会議で海外のデザイン事情、また、パッケージ以外の部分でも活躍されている方々のお話が聞け、大変刺激的な時間を過ごすことが出来ました。
最初のお話で印象的だったのは、商品開発の段階から入りこみ、かなり深いところからデザインをされているという点です。ブランディングはもちろんのこと、形態を研究するプロフェッショナル、また世の中の流れを感じ取りデザイナー達のガイドをするという“デザインリサーチャー”という方が社内に存在するという点は、とても驚きでした。
また、9.11以降のアメリカを例に、大きな社会的インパクトが与える影響力も実感することが出来ました。新しいデザインランゲージの要素を用いたパッケージは赤青白に染まり、星がきらめき、旗がたなびいていました。有り得ないと感じながらも頭の中では、日本の国旗がパッケージに展開され、店頭に並んでいる姿を思い浮かべてしまいました。テロやアメリカの国民性を日本の事情にそのまま当てはめられるほど単純ではないにせよ、社会の状況による心の動きや行動の変化を感じ取ることは非常に重要だと改めて感じました。
パネルディスカッションの方ではトータルコミュニケーションの一部として一貫したデザイン表現が重要だということを改めて深く考えさせられました。パッケージの目的は物を届けることであり、目的に適った届け方が出来るように企てをすることである、という原点に振り返ることが出来たのではと感じています。

(株)サン・スタジオ 大橋 幸裕
とてもとても楽しく時間を過ごせました。
まず、今回のパネラーを選び、お願いをされた方はMVPものです。
特に日本側の3名の方は、みんなが名前を知っている日本を代表するデザイナーなのですが、発言、立場、パッケージに対する考え方など見事に三者三様で、いろんな角度でお話を聞けて本当に良かったです。
ニューヨークから来られたスマートデザイン社のポール・ハンバーガーさんもコーナーストーン社のクリストファー・ニューネスさんもまったく正反対のプレゼンをしていただいて、多くの驚きがありました。
スマートデザイン社の社内にリサーチャーという確立された職業があったり、違うセクションの機械には触れないという所はアメリカ的だな、と思いましたし、パーソナルエリアとチームエリアの活用のされ方、ターゲット(ユーザー側)の徹底した個性づけなど、意識していても疎かになりがち事柄を「カタチ」で見せられると、国は違うといえ勉強になるところも多いです。
逆にコーナーストーン社のクリストファーさんのお話はアメリカの「今」を驚きをもって拝見させていただきました。青いチューブマーガリンに、星条旗がはためくケロッグなどいかに9.11がアメリカの人々の人生観を変えたのか、少しだけ垣間見たような気がします。
最後にパネルディスカッションの質問の中に「コンビニは王様(神様だったかな)?」というのがありましたが、それは私も気になっていた事だったので、いろんな方のお話を聞けて良かったです。
本当に寿命が短い、自分がデザインしたものじゃないのに、その早さには、その商品を開発・デザインされた方のことを思うと少し心が痛みます。

(株)シィ クリエイティブ 久住 芳男
日米のデザイン感の違いがはっきりわかるようなプレゼンの構成をされてるんだろうなと思いつつ見させていただいたのですが、それにしても、もの凄く日米で価値観というかパッケージデザインのポイントとなる要素が違うことに驚かされました。パネラーの方々もいわれていたアメリカの愛国心的なものに訴えかけるような要素がこれほど多く今のアメリカの日用品パッケージに入っていることも知りませんでしたし、日本のパッケージデザインがかなりイメージ重視で作られていることにも改めて気づかされました。パッケージデザインは大きなビジネスツールと思っていますがそのアプローチについて改めて考えさせられます。人選にも苦労されたことと思いますが、日米で、そしてアメリカの2つの発表もベクトルが違った内容で、とても興味深かっ
たです。


Copyright © JAPAN PACKAGE DESIGN ASSOSIATION all rights reserved.