【理事報告】
第23回パッケージデザインセミナーは「デザインで救えるか」というテーマで、日本デザイナー学院を3日間お借りしての開催となった。今回は、講義と演習を組み合わせ、主に新人・中堅デザイナーを対象とした「デザイナーコース」である。1日目の講義は、日経デザイン編集部の伊東郁乃氏/アートディレクターの東海林小百合氏/福助(株)代表取締役社長 藤巻幸夫氏の3名を講師にお迎えし、各々の立場から当セミナーのテーマでお話いただいた。マシントラブルに泣かされた場面もあったが、キャラクターの全く異なるそれぞれのお話は非常に面白かったと思う。1日目の終りにチーム分けと課題説明をして、2日目よりMACを使っての演習に入った。今回の課題は、近年売り上げの思わしくない商材をチームでコンセプト開発し、売り上げを伸ばせるデザインを開発せよという内容である。受講生はチームのブレーンストーミングを経て個人ワークに入っていく。3日目の昼までに課題を仕上げ、午後からは大型スクリーンを使ったプレゼンテーションに入った。それらはたった2日間とは思えないほどすばらしいものだった。ずっとこのセミナーに関わってきて思うのだが、デザイナーの力量が年々向上してきているようだ。
当セミナーは、日ごろの職場でのルーチンでは体験できない異空間であり、初めて出会った人達とのチームワークやその中での自分の役割の演出、普段手掛けたことのない商材へのチャレンジなど、面白い体験のできる場である。我々のセミナーもなかなかパーフェクトというわけにはいかないが、うまくいったところはフィックスし、反省部分は次回に軌道修正することで、これからもさらに実りあるセミナーを目指していきたい。
【タイムテーブル】
| 《1日目 8/2》 |
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《2日目 8/3》 |
| 9:50〜 |
理事長挨拶 |
9:00〜17:00 |
終日演習 |
| 10:00〜11:40 |
伊東郁乃氏 講義 |
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| 「売れるパッケージデザインとは?」 |
《3日目 8/4》 |
| 12:40〜14:20 |
東海林小百合氏 講義 |
9:00〜 |
午前中 プレゼン準備 |
| 「パッケージには“顔”がある」 |
12:40〜 |
プレゼン・講評 |
| 14:30〜16:10 |
藤巻幸夫氏 講義 |
17:00〜 |
総評・修了式 |
| 「企業再生とは企業デザインにあり」 |
17:30〜 |
懇親会 |
| 〜17:00 |
演習オリエンテーション、
組分けのち終了 |
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【講義/講師】
●伊東郁乃氏 日経デザイン編集部 記者
http://nd.nikkeibp.co.jp
1974年東京生まれ。慶応義塾大学文学部美学美術史学専攻卒業後、98年から日本経済新聞社グループの出版社・日経BP社発行の月刊誌「日経デザイン」編集記者。
担当分野は食品・日用雑貨のパッケージデザイン。デザインと経営に関する特集記事のほか、2003年8月より消費者調査を基にしたパッケージデザインのコラム「包装向上委員会」を執筆。他の著書には「RoBoLution 〜人型二足歩行タイプが開くロボット産業革命」「Strategic web Design」等 |

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●東海林小百合氏 Sayuri Studio Inc.
http://www.ss-studio.com/
91年に渡米。石岡瑛子、金井淳、スウォッチの元でフリーとして経験を積み、カルバンクライン宣伝部デザイナー、N.Y.の広告代理店にてアートディレクターを務めた後、独立。01年から拠点を東京に置き、日米を中心とした各国クライアントの商品パッケージを手掛ける。
〈主な仕事〉米国エスティーローダー/エフティ資生堂「フィーノ」/ユニリーバ/キリンビバレッジ/イッセイ・ミヤケHaaT〈受賞歴〉01〜03年N.Y.ADC入選/00〜02年N.Y.TDC入選/01〜03年グラフィスデザイン入選/01年IDマガジンDesign Distinction/アメリカファッション協会スタイリッシュ・コム大賞/00年N.Y.AIGA等 |

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●藤巻幸夫氏 福助株式会社 社長
http://www.fukusuke.co.jp/
1960年東京生まれ。82年上智大学経済学部卒業後、(株)伊勢丹に入社。90年、(株)バーニーズ・ジャパンのレディースバイヤー就任。94年に「解放区」を立ち上げる。96年、婦人服第四部設立に参加。その後「リ・スタイル」の企画・立案・運営。2000年、衣食住に渡って商品を提案するショップ「BPQC」の立ち上げに参加。同年退社後、ファッションメーカーなどを経て、2003年10月、レッグ・インナーファッションの「福助」社長に就任、現在は商品本部長を兼任。社業の他に審査員・テレビ出演・講演・執筆活動もこなす。主な著書は「藤巻のたのしく商売する方法」(日本実業出版社)、「自分ブランドで勝負しろ!」(インデックス・コミュニケーションズ)「俺ならこう売る!」(青春出版社)等。 |

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