第24回パッケージデザインセミナー
デザインマネージメントコース
【コンセプトの力。 人を惹きつけるモノづくり】

開催日時: 平成17年3月9日(水)9:50〜17:00
会  場: 日本橋 DICビル17F 会議室
出 席 者: 60名(内訳:会員50名/一般9名/取材1名)
担当理事: 担当理事:松本 泉/丸本彰一
教育委員会:石井浩一/伊藤恵子/片平直人/桑 和美/古賀龍平/笹原浩造/シバサキエミコ/永田麻美


【理事報告】

第24回パッケージデザインセミナーは「コンセプトの力」というテーマで、DICビルの会議室をお借りしての開催となった。午前の講義は、花王株式会社でヘアケアブランドマネージャーを担当されている深澤勝義氏に、大ヒットとなった「アジエンス」の誕生秘話について伺った。現状分析からコンセプト立案、パッケージデザイン、CF制作まで含めた、幅広く緻密な講義に圧倒された。

午後の講義は、ヤマハ株式会社デザイン研究所の峯郁郎氏から始まった。「お客様はすべてプレイヤーである」という基本理念に基づいた楽器のデザインコンセプト、さらには楽器を弾く人の側にいる人のために、というコンセプトでデザインされたサイレントシリーズのお話など、本当に素晴らしい会社であると痛感した。バイオリンのミニライブもあり、ひとときの清涼剤のような時間だった。

最後の講義は株式会社博報堂のアートディレクターである佐野研二郎氏に、「TBS」「ラ王」「日産MURANO」「フランフラン」「ラフォーレ」などの実例を通して、氏の仕事のプロセスをレクチャーしていただいた。「広告には誰も期待していない」という前提のもと、世の中を楽しくするというコンセプトでの仕事の数々は、まさに「元気の出る」セミナーだったといえよう。

それぞれの講義がいかにすばらしかったかは、アンケートの結果が物語っているが、正直もっとも元気をもらったのは、われわれ教育委員会のスタッフではなかったかと思う。唯一、機材トラブルに泣かされたことが残念な点。以後のための反省としたい。

【講師略歴】

深澤 勝義氏 「花王ヘアケア復活のシナリオ 既存ブランド活性化とアジエンスの創造」
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花王株式会社 ヘアケア ブランドマネージャー

1986年 花王(株)入社・販売部門配属。4年強の販売経験を経て、その後15年近く戦略中枢である事業本部でMKを担当。ハウスホールド関係を担当し、数多くの新製品を発売。主な仕事として「ニュービーズ」「ホームクリーニングエマール」など。
2002年からヘアケア担当。70年間、市場のトップメーカーだった花王が2位に降格した情勢の中、2003年秋「アジエンス」発売。翌年、再びトップに返り咲いた。

峯 郁郎氏 「楽器のデザイン プレイヤーと一体になって完結するデザイン」
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ヤマハ株式会社 デザイン研究所 技師 デザインディレクター

1955年大阪生まれ。1979年 日本楽器製造(株)現ヤマハ入社。
楽器、家具、キッチン、スポーツ用品などの社製品のデザインを経て、現在は電子楽器および関連商品のデザインマネージメントとブランドコントロールを担当。
〈主な仕事〉
ピアノ/エレクトーン/サイレントシリーズ楽器群/グラビノーバ(電子ピアノ)/ポータブルキーボード/ギター/ドラム/ブランドマニュアル作成、等。

佐野 研二郎氏 「WITH OR WITHOUT ARTDIRECTION !!」
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株式会社博報堂 HAKUHODO DESIGN アートディレクター

1972年 東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、博報堂入社。
〈主な仕事〉
フランフラン「ユーモアプロダクト/PIGMUG」/ラフォーレ原宿「ラフォーレ グランバザール」/ソニーコンピューター「PSP」/日清食品「新ラ王」(日本パッケージデザイン大賞2005 銀賞)/キリン「豊潤」/日産「MURANO」/日光江戸村「ニャンまげ」/としまえん/世界柔道ロゴマーク/TBS「TブーS」等、キャラクターデザイン、商品開発から広告デザインまで、幅広くアートディレクションする。


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