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「継続」と「革新」

JPDA 全国会議 in 名古屋 2014

開催日時:平成26年9月19日(金)
開催場所:愛知県名古屋市
出席者数:全国会議:113名/懇親会:105名

■全国会議
開催日時・会場:平成26年9月19日(金)13:30〜17:00 名古屋能楽堂
基調講演:加藤芳夫理事長「日本のデザイン多様性と和える力」
特別講演:能楽師和泉流狂言方 十四世 野村又三郎氏「能楽におけるデザインの在り方」
狂言『金岡』鑑賞
トークショー:野村又三郎氏 × 加藤芳夫理事長

2014全国会議は、芸どころ名古屋にふさわしい会場として、名古屋能楽堂で開催。テーマも「能楽堂でパッケージデザインを哲学する」としました。開会のあいさつは、加藤芳夫新理事長によるJPDAの新しい活動方針「継続」と「革新」の発表の場となりました。

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基調講演は、加藤氏自身のデザインとの関わりを振り返ることから始まりました。話題はデザインにおける日本の魅力をどう伝えるかに移り、スイスのビジネススクールで2013年秋に行った講演を再演しつつ、日本の「和える」という文化についてお話が展開していきます。現代のデザインにも少なからず影響をしている日本デザインの根源的なものとして三つのポイントを提示、それぞれについての氏の考察が紹介されました。
①さまざまな自然の中に神がいるとする「八百万神」という考え方
②複雑美の造形である縄文土器と、静的でシンプルな弥生土器との二つの層反する美意識
③異なったものを併置しあいまいに解決していく「併置併存させる力」と異なったものを掛け合わせて新しい価値をつくる「和える力」
加藤氏は「日本人は人と人、人と場を『和え』、新しいに本らしい価値を創造していく力をもっている」「こういったことの価値をもう一度皆さんと振り返り、定着していきたい」と講演を結びました。

続く特別講演は、名古屋を拠点として狂言や日本の伝統文化の教育・普及活動に精力的に取り組む野村又三郎氏。700年の歴史の中で受け継がれてきた能をデザインの観点から語っていただきました。まずは能楽堂のデザインについて、元々神社仏閣の境内(屋外)に能舞台があったことから屋内に設置される能楽堂にも屋根がある、というお話から舞台と客席の関係、能楽のルーツ、舞台下手にかかっている五色の幕の訳などへ。講演の後は特別に能舞台と楽屋を見学、さらにシテ:野村又三郎氏による狂言『金岡』を鑑賞しました。

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狂言鑑賞後、野村又三郎氏と加藤理事長とのトークショー。狂言の世界とパッケージデザイン、伝統芸能とロングセラーブランド、変える部分と変えない部分等、底につながる共通点等が語られました。

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■懇親会
開催日時・会場:平成26年9月19日(金)18:30〜21:00 KKRホテル名古屋

全国会議終了後、会場をホテルに移して懇親会を開催。中日本メンバー手作りの名古屋流のおもてなしで大いに盛り上がり、一味違った名古屋を体感することができました。

担当委員会:国内交流委員会・中日本委員会
担当理事:桑 和美/丸本彰一/八木勇達
国内交流委員会:氏原文子/角本大弘/川淵 満/シバサキエキコ/鈴木智晴/竹澤さつき/堀 豊典
中日本委員会(愛知・岐阜):生田和雄/伊藤俊信/伊藤雅文/岩本禎雄/桜井 淳/丹羽哲男/林たかし/山口まち子

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