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「ものづくり大阪の底力」

JPDA 全国会議 in 東大阪 2015

開催日時:平成27年10月2日(金)
開催場所:大阪府東大阪市
出席者数:117 名

■全国会議
開催日時:平成27年10月2日(金)13:30〜16:50 第1部、第2部 17:00〜17:40 MOBIO 見学
会 場:クリエーション・コア東大阪
第1部「ものづくり大阪の騎手たち」:
    中尾雄二氏(株式会社ナカニ/にじゆら 代表取締役)
    岩崎 隆氏(株式会社ペーパーワールド 代表取締役)
    中島潤也氏(株式会社中島重久堂 代表取締役)
    コーディネーター:小山庸子氏(MOBIO)
第2部「B to C + Design」パネルディスカッション:
    中尾雄二氏×岩崎 隆氏×中島潤也氏×小山庸子氏×加藤芳夫(JPDA理事長)
    ファシリテーター:三原美奈子(JPDA)

今年のJPDA全国会議は「ものづくり大阪の底力」と題して、全国でも有数のものづくり企業が集結する東大阪にて開催されました。MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の協力を得て、大阪のものづくりを牽引している企業の取り組みを通し「ものづくり大阪の底力」を考えようと、大阪府が「大阪製ブランド」として認証した製品の製造企業3社の経営者に登場いただきました。

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第1部「ものづくり大阪の騎手たち」は、3社によるプレゼンテーション。
まずは、大阪生まれの伝統的な染色技法「注染」によるオリジナルブランド「にじゆら」を展開しているナカニの中尾雄二社長。バブル崩壊後、海外の安価な製品に押され多くの工場が廃業していく中、ナカニは、手ぬぐいを「企業が配布する無料の販促品」から「消費者に買ってもらう有料の商品」への転換にチャレンジ。染色業界では失敗と見なされる「にじみ」を注染の良さとして覚悟のうえで「にじゆら」というブランドを立ち上げました。時代にあった価値あるものを発信続けることと、作り続けていくための後継者育成が必要といいます。
続いて、ペーパーワールドの岩崎隆社長。BtoBの段ボール製造会社が、紙を使ったアイデア商品を連発、BtoC向けの紙製知育玩具なども展開しています。早くからホームページ活用に取り組み、サイトでのダンボール販売は右肩上がりが続いているといいます。がまた12年前からダンボールアイデアコンテスト(現ペーパーワールドアワード)を主催、多くのアイデアや作品が集まり、商品化されたものもあるとのこと。デザインでより良い社会を創る「Everything Design」を目指している、と語ります。
3番目のプレゼンテーションは、刃の製造から成形・組み立てまで一貫して行う日本で唯一のプラスチック小型鉛筆削り機専門メーカー、中島重久堂の中島潤也社長。海外展開を考え、フランスのインテリア・デザイン見本市に出展するものの技術力だけでは評価されないことを痛感、「日本のものづくり、大阪のものづくりはこれや!」というものをつくる思いから「TSUNAGO」が誕生しました。短くなった鉛筆と鉛筆をつなぎあわせて再利用できる鉛筆削り「TSUNAGO」は、グッドデザイン賞も受賞、数ヶ月待ちの人気商品になっています。同社は社長と工場長以外は全て女性、曰く「従業員であるマダム(おばちゃん)は単なる労働力ではなく、マネージメント能力に優れた戦略的パートナーである。」

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第2部「B to C + Design」では、3名の社長に、MOBIOの小山庸子氏とJPDA加藤芳夫理事長も加わり、今回の全国会議実行委員長である三原美奈子氏の進行でパネルディスカッション。大阪という土地ならではのものづくり、BtoC商品での自社ブランド開発、デザイナーやクリエイターとのコラボレーションへの期待などが語られました。

閉会後は、MOBIO常設展示を見学し、交流会会場のホテル阪奈へと移動、パネリストと参加者相互の交流を図りました。

担当委員会:国内交流委員会・西日本委員会

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