Vol.1 オランダレポート・1 

はじめまして。東日本個人会員のShotype Designの岡野邦彦と申します。パッケージデザインの仕事と並行して欧文書体のデザインをしていましたが、もっと見聞を深めたいと思い、オランダ王立芸術アカデミーの書体デザインコースで一年間留学するために、デン・ハーグという街にやってきました。オランダの首都はアムステルダムですが、政治の中心はここハーグ市になっていて宮殿や国会議事堂などがあり、他にも国家間の問題を取り扱う国際司法裁判所などがあります。人口は50万人程で、国の中枢機関があるわりにはそれ程大きくありませんが、街並みは美しく議事堂や宮殿は荘厳で格式を感じます。

▲ビネンホフにある騎士の館(リデルザール:Ridderzaal)といわれるオランダの国会議事堂

オランダにコペンハーゲン経由で入国したのが8月27日。その頃東京は36度前後の気温でしたが、こちらは最高気温16〜17度ぐらいで肌寒く、翌日早速ダウン入りの上着を買いました。ちょうど季節風が吹き始める時期に重なったようで、晴れているかと思えば、急に突風が吹いて雷雨になったり、天候が目まぐるしく変わります。こちらの人は少々の雨では傘はささないようです。風も強いし自転車に乗る人が多いのか、レインコートを着ている人も多くみかけます。雨が少し強くなってきたらそばにあるカフェで雨宿りして、止んだらまた出かけるという光景をよく目にします。

▲こういう感じのオープンカフェが街のいたるところにあります。

カフェは街のいたるところにあり、コーヒーや紅茶が € 2〜3で飲めるので、気軽に入れます。オープンカフェを持っている所も多く、天気がいい日は気持ち良さそう。オランダでは店内はすべて禁煙だそうで、少々寒くてもタバコを吸う人は外で食事をしているようです。

▲コウノトリがハーグのシンボル。案内サインの上や、街のあちこちにコウノトリをあしらったデザインがあります。

▲ハーグ市内の街並。東京の生活を少ししていたせいか人が少なく閑散としているように感じます。

住まいへ移るまでの五日間ほどホテルに滞在して、近くのレストランを食べ歩きましたが、料理は美味しいのですが味が強く量もとても多いので、全て食べるのがかなりツライ。夜中に喉が乾いて何度も目が覚めました。

街並はとても美しく、日本とは全く違うので歩いていて楽しくなります。夕方になると流れが早い雲に夕日があたりとても綺麗な空になります。雲の表情も日本のとは少し違うようで、まさにオランダ絵画のようです。

▲夕暮れ時のビネンホフ。

書体デザインコースへの留学は2011年7月中旬までと約11ヶ月ほどで短いですが、オランダでの生活や学校の様子などレポートできればと思います。場違いで書体デザインのことも多くなるかもしれませんが、気軽にお付き合いください。

 

(2010年11月)