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Vol.3 ブローカー

この度色々な事情があって、アパート探しをするはめになりました。アメリカはここ何年かの好景気で、New Yorkとくにマンハッタンの家賃の高さといったらハンパじゃありません。日本のワンルームにあたるステューディオが平均で$1350。おまけに物件が不足しているので、 気に入った部屋があれば即その場で小切手を切ってブローカーに押し付けるという、ソーゼツな戦いが繰り広げられています。そのため彼等の態度のデカイこと。私もこの一ヵ月間で様々なブローカーの方々にお会いして、ハラワタの煮えくり返る思いをいたしました。

1)とっても経験のないヒト
そんな状態なので不動産業界も人手不足なのでしょう。あるアメリカ人の女性ブローカーから、45丁目と3番街に部屋がある、と電話がありました。私が「それはグランドセントラル駅(東京駅のような大きな駅)の近くですね。」というと、しばらく の沈黙の後彼女は「いいえ、グランドセントラルもセントラルパークもそのそばにはないと思います。」と言い切りました。

2)怒るヒト
会社の昼休み直前に、「いいワンルームが出たので見に来て欲しい。今から住所を言うのでそこで会いましょう。」と、かなり焦って電話してきた男性のブロカー。急いで言われた住所に行ってみたところ、そんな建物はありません。どうも渡された住所が間違っているらしく仕方なく会社に戻ったら、その人からものすごい剣幕で電話が掛かってきました。なんと「You never showed up, bull shit!(なんだよ、来ねーのかよ、クソッタレ!)」ハ?Bull shit?私は客だぞ。You got remember who pay you fuck'n money!(おめーの給料どっから出てるか考えな!)トホホのホ。

3)煽るヒト
私の予算より高めのでも割といい部屋を見せながら、「ホラホラこの辺で決めないと、 もうこんなのでてこないよ。貯金くらいあるんでしょ。」と煽るホントーにイヤラシイオヤジ。内心「こんなヤローはバブルがホーカイして泣け!」と思いましたが、でもそんなことになったらもっと泣くのは私の方なので、断わっておとなしく帰りまし た。

4)インチキなヒト
ブルックリンの、それも駅からかなり離れた工場街のド真ん中にある、ボロボロの建物の中のボロボロの部屋を見せながら、「ここはクリーンでいい建物だよ。向かいの部屋の人は作家で年収$75000だけどここを見るなり一目で気に入ってねー。駅から遠いって?じゃあバスに乗りなさい。歩くことなんかないよ。」ハイハイ。

5)馴れ馴れしいヒト
「あまりにマンハッタンが高いので、ブルックリンかクィーンズで探そうと思うんですけど。」とある日本の不動産屋に電話したところ、応対したとっても若そうな日本 人の女性が「エー、でも今そっちもケッコー高いよ。」といきなりのタメ口。私、客なんですけれど。