Vol.2
いやぁ、時間が過ぎるのはあっという間ですね。書こう書こうとは思いつつ、あれよあれよと時間がすぎていきます。
前回はサッカーのワールドカップの話題からの書き出しだったのに時間が経ちすぎて、結果の話題にも触れられませんね(笑)
いや、触れない方がよいですか?
台湾では、今でも風習などは旧暦を中心に動いています。
日本をはじめ世界では西暦が中心ですよね。もちろん台湾でも、基本は西暦が中心ですが、風習や行事は旧暦を大切にしています。
日本でも今でも行事を旧暦で行なっている地方もあるみたいですね。
自分は東京出身なので、日本に暮らしていたとき旧暦とは全く縁がありませんでした。でもこの台湾では今でも普通に西暦と旧暦が一緒に時を刻んでいます。
そんな旧暦の風習や行事で代表的なものを言えば、旧正月。もうこれは台湾では1年で一番大切な時期ですね。だいたい西暦の2月頃になります。すごいですよ〜旧正月。
でも旧正月に関しては、その頃になったら書くとして、他には身近なところでは誕生日。生まれた日の旧暦の日付が心の中での本当の誕生日になる様です。心の中での本当の誕生日とはどういうことかというと、戸籍上は西暦の誕生日を記載します。つまり正式には西暦の誕生日が誕生日なのですが、こちらでは旧暦の誕生日を誕生日として祝う習慣があります。
西暦からみて旧暦は毎年変動しているので、毎年西暦と旧暦とが比べられるカレンダーなどで確認しないと今年はいつが自分の誕生日かわかりません。ややこしいけれど、みんなちゃんと旧暦の書かれたカレンダーや手帳をもって旧暦を把握しながら生活していますね。
でもですね、若い人はズルイもので(笑)
西暦と旧暦の誕生日両方をお祝いしたりします。西暦は会社の同僚や友達たちと旧暦は親兄弟、親戚たちととお祝いしてもらう相手をちゃんと使い分けています。すごいですよね、一年に2回も誕生日を祝うなんて。恋人からはちゃっかり2回もプレゼントをもらったりもできますしね(笑)
ここまで読んだら、すごくお得な気分になるけれど、現実はそうでもなくて、台湾ではお祝い事は自分で開くのです。つまりですね、自分からみんなに誕生日のパーティーや食事会のお誘いをかけて、費用は自分持ち。そう、自腹なんです!
自分で友人たちを誘って、誕生日を祝い、費用は自分で出すだなんて、日本の感覚では理解しにくいですよね。でも考えてみたら合理的と言えば合理的かも知れませんね。なんたって自分から費用をだして誘えば誕生日に寂しい思いをしなくてすむのだから!
終電間近まで働き、寂しい誕生日をすごした日本での生活を思い出します(笑)
お互い、誘ってプレゼントもらって誘われてプレゼントあげてとお互い様なのでよいのかもしれません。
自分は台湾に来て、なんどか旧暦の誕生日を調べたけれど、その時は「あ〜何月何日かぁ」って思うのですが、すぐ忘れます。自分自身の誕生日と言っても、興味がないのか覚えられません。こんなコトを書いておきながら今も調べもしてません。
あっ決して、お金ケチってお祝いを開かないってコトじゃないですよ。やっぱり今まで西暦の誕生日だけを祝って来て突然旧暦の誕生日と言われても、いまいちピンと来ないのですよね〜。
誕生日に限らず、西暦と旧暦と二つあることで、他にもいろいろ同じ名目なのに二つあることがあります。たとえば先にも話した旧正月にしても旧正月は本当の正月として家族とすごすけれど、西暦の正月はカウントダウンイベントを始め、いろんなところでお祝い行事が行われています。他にはバレンタイン。西暦の2月14日はバレンタインですが、旧暦の七夕も旧暦のバレンタインとして恋人同士では特別な日になります。でも日本と違うのは女性から男性へではなく2回のバレンタインともに男性から女性へです。これがまた、日本じゃ恥ずかしくなるほどの、お祝いを普通にしますよ。バレンタインの日に地下鉄に乗れば、花束を持った女性がたくさんいますよ。花束にはハートの飾りや熊の人形までのっていて、「LOVE」の文字。すごいです。
個人では誕生日と同じで、結婚記念日なども西暦旧暦と祝う人もいますね。まぁお祝い事であれば大いにこしたことはないですから、そういったところも台湾流。お祝いできることであれば何でもお祝い。
いいですね。
自分の書きたかったことから話しがそれてしまったのですが、
今回の本題はこちら、「旧暦の7月」についてです。
台湾では旧暦の7月を「鬼月」といって、縁起の良くないと言われています。日本でいう、お盆がひと月に渡ってあると思えばよいかと思います。先祖やなくなった方の霊(鬼)が近くまで降りてくる。もちろんその霊(鬼)たちへの供養(拝拝)を行ないますが、その鬼たちがよくないことを起こすから縁起が悪いと考えられているようでお祝い事や、大きな買い物や引っ越しをはじめ、海で遊ぶのもよくないと言われます。旧暦の7月はだいたい毎年西暦の8月頃に来るので、日本から見たら沖縄より南なので南国の海のイメージで誤解されやすい台湾ですが,海水浴が盛んでないのは「鬼月」の風習があるからかも知れません。
でも暑さは、思いっきり南国ですよ。
まだ行ったことがないのですが、台湾の最南端にある「懇丁」というところは南国の海という感じのところらしいですが、台北に関して言えば、海水浴とは縁がないですね。一応海水浴場があることにはあるのですが、日本の海水浴場のようにひらけた感じはないです。
この鬼月の風習の為、この1ヶ月は苦労する企業が多いです。大きな買い物を控えるので、不動産や車の販売など高価なものは売り上げが落ちるし、引っ越しを控えるので、引っ越し業も仕事にならないでしょう。
もちろん海水浴場も一番暑い時期で日本なら稼ぎ時なのに閑古鳥が鳴いてしまいます。
前回すこしふれましたが、今自分が台湾でやっている結婚関係の仕事もお祝い事なのでつらい1ヶ月となります。披露宴の飾り付けの仕事など一切入りませんでしたから。そんなわけで、披露宴会場も大変みたいでした。結婚披露宴以外にも使える会場は会議やら他のことでも使えるので問題がないのですが、結婚式に限定した式場はもうどうしようもないですね。どんなに値下げをしたところで、結婚する本人たちが気にしなくても、両親や親戚、ゲストまで良くは思わない人は必ずいるので、まずアリエナイです。
しかし売れないからといって、諦めてしまっても仕方がないので、この時期はどの企業もいろんな企画がでたり、値下げや、新しい企画アイディアの充電期間として前向きに活用している様です。前向きに捉えれば、このひと月は、一年間休む間もなく働き続けるよりは、休息充電期間と割り切って、鬼月が終わった後のよいスタートダッシュをきる為の準備に時間が取れるので意外とよいかも知れません。
もちろん、自分にとってもウェディング事業は、休息充電期間として有効活用しましたよ(笑)日本に帰省したり。。。
でもまぁ、この鬼月はパッケージデザイン業界の「デザインする側」にとったら稼ぎ時。「現場のスタッフ」にとったら地獄の1ヶ月ですね(笑)商品のメーカー企業としたら、新発売は控える時期ですが、この鬼月が終わったら新発売のラッシュですから。。。まぁこの辺は、このJPDAの交流の場を読んでいる方達ならわかりますよね(笑)もちろんメーカー側も新発売に向けて大変な時期ですよ。
というわけで、第2回が遅くなった言い訳をからめつつ、
こちらで行なっているウェディングのことに触れようと思っていたら、
長くなってしまったので、ウェディングについては次回にしようと思います。
でも鬼月を意識しない自分からしてみたら、値下げやおまけのいろいろつくこの時期は、よい買い物ができるいい時期なんです(笑)
ではまた。
(2006年9月)
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