Vol.4
お久しぶりです。
気づいたらたったの4回目なのにこのコーナー始めて1年がたってしまっていますね。いやぁ早い早い(笑)前回の自分の文章を読み直すと次回は正月について書くなんて言っちゃってますが、時間が経ちすぎました。
すみません、来年と言う事でお願いします。
そろそろウェディングについての話しをしようかと思います。
自分はもともと日本でCISとパッケージデザインを専門にするデザイン会社に勤めていました。その後、学生時代の台湾人留学生が台湾で独立し、会社を起こしました。そこで「一緒にやらない!?」と軽く誘われたのですが、楽しそうだったので台湾へ渡ることを決意しました。まぁ決意というと立派な気がするのですが、そんなに立派なものでもなく、本当に軽いノリだったのですが、でも実際海外である台湾に渡って、楽しい日々をすごしました。やはり異文化というのはいろんな刺激がありますね。街の景色から、食生活、習慣と日本での常識が通じなかったり、日本の方が非常識に感じることもあったりと、外にいるからこそ違う目線から物事を捉えることができ、そういったいろんなことを吸収できているという実感が強いです。
そうこうして、台湾のデザイン会社でも数年働き、その間台湾人の女性と出会い、結婚。という流れになったのですが、やはり国際結婚と言う事で、いろいろと大変でした。台湾のルーズなお役所仕事に苦労させられ、役所に行ったり裁判所へ行ったり、かと思ったら役所に戻されたり、行ったり来たりの日々でした。しまいには台湾在住なのに日本にある外交窓口で証明書をもらって来なさいだの。。。
わざわざ帰国です。まだお隣台湾だからよいものの、ヨーロッパやアメリカだったら大変ですね。
いやぁホント翻弄されました。
そして入籍、披露宴と準備に苦労したことによって、この結婚の準備することにハマってしまったんですね(笑)
当時、自分たちがやりたくてもできなかったことや失敗した例などそういった経験を生かしてもっともっといい結婚式や披露宴がやりたいと夫婦で思うようになり、少しずつの準備期間をへて2年前から独立してウェディングの仕事を行なうようになりました。
私事はここまでにしておいて、では台湾での結婚式とはどんなものか。
日本でも地方によって婚約、結婚、披露宴といろんなしきたり、文化、習慣があるかと思いますが、台湾にも、もちろんいろんなしきたりや文化、習慣があります。ただ驚くのは日本でいう九州の大きさ程度の島である台湾でこれほどいろんなしきたりや文化、習慣があることに驚かされます。というのも台湾は日本ではあまり知られていないかも知れませんが、(もちろん知っている方は知っているのですが)すごい多民族なんです。大きく分けて、中華系の漢人と原住民に分かれます。さらに漢人の中でも戦前から台湾に住む本省人と戦後台湾に渡って来た外省人に分かれ、本省人の中でも客家系、福建系等にわかれ、外省人も中国の出身地によって分かれ、原住民も10以上の部族にわかれます。そんなワケで、当然結婚にまつわるしきたりや文化、習慣もいろいろな物があります。さらに崇拝する宗教的な違いもあり、2年もこの仕事をしていても、全てを理解することができません。が漢人が約98%を占めるので、基本的には似たようなものであり、部分的に各伝統を取り入れている感じです。たとえば客家系では日本のゴマ入りきな粉餅のようなものを振る舞う習慣があったりします。
ここで台湾内での違いを細かくあげても、これを読んでくれている方々には、何のことだかさっぱり???ですよね。だから大きく見て日本とここが違うぞ!ということについて話したいと思います。
まずは新郎と新婦の両家のプライドの戦いである。
台湾でも最近では省略し一回で済ますこともありますが、まだまだ婚約の儀と結婚の儀を別々に行なうことが多いです。そして婚約、結婚共にそれぞれ披露宴もひらきます。
婚約の儀は新婦側が、結婚の儀は新郎側がひらきます。そこで両家がいかに盛大に多くの人を集め華やかな宴をひらくことが出来るかという目に見えないプライドの戦いをします。
美味しい料理を振る舞い、立派で華やかな飾りつけをし、ゲストがいかに喜ぶか、そしてご祝儀と実際にかかった費用との差額で幾ら儲かるか!!そこが重要です(笑)
そんなワケで、日本の厳かな結婚式や披露宴と違い、騒がしく華やかで、みんなウロウロと乾杯に各テーブルをまわったりと楽しい「お祝いの食事会」です。堅苦しさがなく、服装もラフで近所の食堂に家族で食事に来たかのような感じになります。当日の最後には新郎は酔っぱらってベロンベロンになってしまうのも、お決まりです。そんな楽しい時間をゲストたちとすごし、ゲストたちが喜んで帰っていく。そんな宴をひらくことが、新郎新婦の各家にとって嬉しいことであり、プライドを満足させる事になります。
次に余興はゲストや友人が行なうのでなく、新郎新婦が自ら行ないます。
日本ではゲストである友人が余興をしたりしますよね。もちろん新郎新婦が参加することもあるかと思いますが、台湾では余興は新郎新婦が用意企画し行ないます。これもゲストが喜んでもらえる様、いろんなことを計画します。
定番では歌を歌ったり、日本でも定番化している成長の記録のムービーを上映したりですが、自分が今まで見た中で一番印象に残っているのは、新郎新婦の再入場の際、まず最初に新郎新婦両家の両親が社交ダンスをしながら入場して来たことですね。ライトが消され、扉にスポットライトが当てられ、さぁ新郎新婦再入場!と思いきや両親たちが踊りながら入ってくるとは思わず、驚きでした。しかもかなり速い速度で夫婦で回転しながら入って来たものだから、会場も大盛り上がりです。その後、新郎新婦が歌を歌いながらの再入場でした。台湾の賑やかな披露宴なのでそれぞれの両親が外に出たことにも誰も気づきませんでした。これも両家の両親が共に社交ダンスの趣味を持っていたからできたのですが、いまだにアレを超えるインパクトのある余興は見てませんね。
えっ!?自分たちは何をやったのかって?
それは内緒です(笑)
2年ほどこの仕事をやっていますが、いまだに経験したことがなくて、でも一度身近で見てみたいのが原住民の結婚式ですね。写真等で見たことがありますが、やはり中華系の結婚式とは全く別物の様です。あまりに習慣が違いすぎて仕事にはなりそうもありませんが、ぜひ参加してみたいですね。
実は今回、ドラゴンボートレースのことを書こうかと思ったのですが、台湾だけでなくアジア全域、そして日本でも行なわれているのですね。
知りませんでした。調べてみるといろんなところでいろんなことが行なわれていますね。日本でもやっていると言う事で、残念ながら話題からは外します。
写真は台北郊外の三峡という街で行なわれていたドラゴンボートレースの模様です。
本当は台北のメイン会場の模様を伝えれたらなと思い、台北のレース当日午後に会場に行ったら、終わってました(涙)
では。
(2007年8月)
|