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APD上海2013及び海外デザイン事情視察ツアー

視察日時:平成25年10月30日(水)〜11月3日(日)

APD上海開催日:平成25年10月31日(木)
視察場所:中国(上海、北京)
参加人数:25名(会員12名、一般13名)

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13回目となるAPDは上海で開催されました。一昨年のソウル開催が延期となり、3年ぶりのAPD。
上海の会議会場は、SPTA(上海包装技術協会)の会員である印刷会社の社屋であり、大きな会議場や派手な舞台装置を備えた宴会場から、成長著しい上海の勢いを感じました。
基調講演では、上海という巨大都市の成り立ちや伝統から最先端の印刷、包装技術の紹介などがありました。
エリアレポートは、各地域共に素晴らしいプレゼンテーションが披露され、JPDAは国際交流委員であるレンゴー株式会社の松山さんによる堂々とそして簡潔なプレゼンテーションでした。
パッケージに溢れる日本らしい「おもてなし」の心を紹介するものであり、終了後はひと際大きな拍手があがりました。会議後の懇親パーティーは我々の創造を遥かに超えた華やかしさであり、そのことからも上海の勢いを感じました。本会議の開催にあたり、スポンサーがついたとのことで、まずスポンサー企業のイメージ動画と役者や艶やかな踊り子による演出はバブル時代を思い出すほどの勢いに。30分を超えるスポンサーの演出がようやく終わり、止まることのない大皿料理に舌鼓をうち、各国の出し物タイムとなりました。韓国や台湾など歌と踊りの披露があり、日本の出し物は応援団でした。

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北京に移動した当日はPM2.5の影響でしょうか、視界が30m程度しかなく、驚きを通り越して我々は恐怖に包まれました。そんな恐怖も束の間、従業員が600人もいる中国最大級のデザイン会社を訪問し、中国国内はおろか、世界中にクライアントを持つ「東道設計」でのプレゼンテーションに息をのまれ、博創設計のアットホームながらこだわりを感じる仕事ぶりに大切なことを学びました。

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最後の訪問先、正邦品牌設計も中国最大級で700名を数える従業員を抱える会社で、中国中のあらゆる会社のCIを手掛けており、銀行系だけでも数十のクライアントがいる、とのこと。何もかも日本と違い、驚くばかりでしたが、国土も人口も日本の10倍以上の国らしいスケールで日本だけを見て仕事をしてはいけないと感じる意義ある視察でした。
翌日、万里の長城を歩いたが垂直のように感じる階段などに安全対策があまりなく、自己責任での真剣勝負な観光という未知の体験があったりと、とにかく思い出深いツアーでした。

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■Dongdao Design 東道設計
1997年にXie Jian Jun氏によって設立された中国最大のデザイン会社の一つ。現在、従業員数が約600人(北京本社に400人、上海など他のオフィスに200人)のスタッフをかかえている。内80人はコールセンターと呼ばれる、クライアントからの電話対応を行うスタッフである。現在40才のXie Jian Jun社長は、2008年の北京オリンピックで頭角を表し、その後ものすごい数のデザイン案件をこなしている。

■Bofly Design 博創設計
2008年にYang Bo氏により設立された、パッケージデザインからブランディングデザインまで手がける、総勢7名の少数精鋭のデザイン会社。社長のYang Bo氏は現在38才、アート制作で磨いた才能を各種デザイン開発で発揮している。

■Bang Group 正邦品牌設計
1993年にデザイナーの陳丹氏とコンサルタントの弟によって創立。鄧小平の中国開放政策の初期に設立された。現在の従業員数は686名(北京本社に400人)で、東道設計と同じく世界最大の独立系ブランドコンサルタント及びデザイン会社である。代表の陳丹氏は44才、中国人ならば誰でも知っているような有名企業のCIやブランド開発を手がけている。

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担当委員会:国際交流委員会
担当理事:フミ ササダ/信藤洋二/森 孝幹
担当委員:永田麻美/高村達夫/海野加奈子/松山奏子/和久井裕史/小島由香子

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