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Vol.114「9月セミナー<意匠の類否判断の実際>開催のお知らせ」

提案デザインの安全を確かめるために、検索サイトJ-PlatPatで似ていると思われる先行意匠をピックアップしても、肝心なのは、その先の類否判断<似ている?似ていない?>を結論づけることです。
知財の専門家はこの作業をどのように行っているのでしょう。
9月セミナーでは、特許庁で意匠審査官・意匠制度企画室長・意匠上席審査長・審判長などを歴任、長年にわたり意匠の類否判断に関わってこられ、現在弁理士として活躍されている講師に、まず、意匠法における「類似」の概念を、それから、「類否判断の基本とその手法」を、事例を基に、丁寧に解りやすく解説して頂きます。

<申し込み手順>は、下記情報発信でご覧いただけます。

JPDA会員に限らず、D-8(※注)会員及び、広くデザインに関心のある一般の皆様からの多くのご参加を、委員会一同お待ちいたします。(※:JPDAを含む、日本のデザイン8団体で構成する協議会の略称です。)

(2019年8月5日 編集・文責:デザイン保護委員会 担当 丸山 和子)

◆このページに限らずVol.1~これまでに掲載した内容は著作権・他で保護されています。

無断転用はお断りいたします。引用の場合は引用部分を明確にし、出所の明示をお願いいたします。

 

情報発信

9月12日(木)デザイン保護委員会主催 知財セミナーのお知らせ
似ている(類似)?似ていない(非類似)?デザイナーのための類否判断手法を学びます

 

■セミナー開催の目的:デザイン保護委員会 担当理事/高田 知之

デザイン保護委員会では今年度もパッケージデザインに関わる全ての方々に役立つ知財セミナーを開催してまいります。第1回目として、9月12日(木)に “意匠の類否判断”をテーマにセミナーを実施します。
「意匠の類否」を判断する際、弁理士や特許庁、裁判所はどのように類否を決めているのでしょうか?
今回のセミナーでは、「類似」の概念に加えて、事例を基にした、類否判断のための具体的手法を学んでいただければと考えています。

デザイン保護委員会では単に知識を学ぶだけでは無く、「実践に役立つ」ことを重視したセミナー・勉強会を企画していきます。デザイナーだけでなく、デザインに関わる広範な方々にも満足いただけるよう、委員会メンバーは奮闘しております。ぜひ多くの方々にご参加いただければと思います。

■講義内容について:デザイン保護委員会委員/山本 典弘(弁理士)

皆さんは、デザインの提案に際して、他人の似たような登録意匠がある場合、提案デザインの意匠が登録意匠と類似するかどうかについて、悩まれることも多いと思います。
専門家でも2つの意匠を見比べるだけでは、類似するかどうかを判断できません。
一般に、2つの意匠が類似するかどうかを判断する場合、過去に公表された意匠(公知意匠)と比較検討しなければなりません。 

今回のセミナーでは、「提案するデザインについての意匠A」と「他の意匠B」の2つの意匠が“類似するかどうか”を判断する手法を、箱、ボトル、袋などパッケージを例に、ていねいに解説して頂く予定です。
公知意匠を元にして、「意匠Aの特徴」や「意匠Aと意匠Bとの共通点」をどう考えるか、という流れにもなります。
  例えば、皆さんが検索サイトJ-PlatPatでデザイン案について登録意匠公報を検索した際に、似たような公報をどのような視点でピックアップすれば良いか?という作業にも役立つと思います。

登録意匠(意匠権)があった場合、登録意匠と「同一の意匠」だけでなく、登録意匠と「類似する意匠」も意匠権の範囲に属することになります。
また、意匠登録出願した場合、過去に「同一の意匠」があった場合だけでなく「類似する意匠」があった場合にも拒絶されます。
したがって、A、B 2つの意匠がある場合、それらが類似するかどうかは、重要な内容になります。

 

(セミナー案内デザイン:デザイン保護委員会委員/大谷 啓浩)

◆参加申し込みは、下記の①~④のいずれかで受け付けています。

①8月5日(予定)に配信のFAX申し込み欄に必要事項を記入の上、事務局にFAX送信。
②ウエブサイトから http://www.jpda.or.jp/semi-isyou

③メールで:協会メールアドレス( MAIL:info@jpda.or.jp )宛に、件名「9月12日知財セミナー」とし、申し込み票記載の必要事項を記入して送信。

④上記セミナー案内をダウンロードし、申し込み票に必要事項を記入してJPDA事務局へFAX。

>>> セミナー案内PDFをダウンロード

 

活動報告

D-8(デザイン8団体協議会)デザイン保護研究会について

D-8デザイン保護研究会は、2ヶ月に1回定例会を行っています。各団体から知財、デザイン保護の担当者が集まり、経産省、特許庁、日本デザイン保護協会からもオブザーバーとして参加していただき、知財関連の情報提供、意見交換を行っています。
契約や報酬の考え方やデザインの取り扱いなど、各団体のかかえる問題への対応、課題はさまざまですが、メンバー皆で共有することが実りある「デザイン保護」を進めるためと、勉強・討議を重ねています。
失敗談やトラブル事例など、公にすることが難しい「ここだけの話」が聞けるところもこの研究会の魅力の1つです。
デザイン経営宣言や意匠法改正など、デザインやデザインの保護に注目が集まる中、2012年より運用してきた「D−8創作証」の次の展開や、新しい情報発信、セミナー開催など現在議論、検討を行っています。

<D-8 デザイン保護研究会参加報告>

日 時: 2019年5月22日(水)18:30〜20:30
会 場:(公社)日本サインデザイン協会会議室 (東京都千代田区神田和泉町2-9 富士セルビル4F)
JPDAからは、デザイン保護委員会より高田知之理事、徳岡健委員長出席。
日本デザイン保護協会より本多誠一氏、経産省デザイン政策室より菊池拓哉室長補佐がオブザーバーとして出席。
以下は、各協会からの参加委員数。
・JIDA(公社)日本インダストリアルデザイナー協会は1名
・JAGDA(公社)日本グラフィックデザイナー協会より1名。
・JJDA(公社)日本ジュエリーデザイナー協会より1名。
・JPDA(公社)日本パッケージデザイン協会より2名。
・JID(公社)日本インテリアデザイナー協会より1名。
・SDA(公社)日本サインデザイン協会より2名。
・DSA(一社)日本空間デザイン協会より1名。
D-8デザイン保護研究会委員長(SDA)の司会にて会議進行。

議事概要
●前回の議事録確認
●各協会より知財関連の情報提供
・JAGDA/パッケージをテーマにしたセミナーを検討中の為、別途相談をしたいので協力をお願いしたい
・JPDA/9月にセミナーを企画していることを報告
・JID /5月25日にデザインシンポジム実施予定
・JIDA/5月30日クラウドファンディングセミナー実施予定
・SDA/公共案件の入札、公共調達の課題についての説明
●意匠法改正について(本田氏より概要、菊池氏よりスケジュールについて説明)
・意匠法の一部改正の法案が国会を通過し公布された
・施行される新しい法律については、今後、説明会(未定秋頃?)、意匠審査基準の説明会(未定来年1〜3月頃)などが行われる予定 
●D-8デザイン保護研究会主催の「知財セミナー」企画について
・テーマ:「意匠法改正について」 
・講師:特許庁(予定)
・実施時期:意匠改正の説明会と別に実施できるかを特許庁へ相談
・2回目以降のテーマ「フリー素材について」を検討
●7月より幹事協会がSDAよりDSAに移管
・D-8運営会議後に引き継ぎの予定
●次回は2019年7月24日(水)18:30よりDSA事務局会議室にて開催予定

(D-8デザイン保護研究会について&参加報告:デザイン保護委員会委員長/徳岡 健)

引き続き、記事へのご質問・ご意見・ご要望等は下記アドレスで受け付けています。
MAIL:info@jpda.or.jp

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