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JPDA学生賞2025

ワークショップ -10〈インターナショナルデザインアカデミー〉

2025.6.18(水)JPDA学生コンペ委員

6月18日、沖縄のインターナショナルデザインアカデミーにて、クリエイティブデザイン科、グラフィック・ウェブ・映像科の1年生と、総合デザイン科2年生の計35名に加え、任意参加の総合デザイン科3年生、デザイン専攻科2年生19名にもリモートで加わっていただき、学科や学年の垣根を越えた多様な学生さんたちとともにオンラインワークショップを開催しました。インターナショナルデザインアカデミーでのワークショップは過去数年に渡りご協力いただいておりますが、オンラインでの開催は今回が初めてとなります。

最初に、JPDAと学生賞の概要を説明し、講師2名がそれぞれ自己紹介をしました。
オンライン開催ということもあり実際のパッケージをお見せすることはできませんでしたが、その代わりに、講師たちが普段どんな仕事をしているのかを少し詳しくご紹介。
パッケージづくりで大切にしているポイントを交えながら、学生賞への応募作品にも活かせそうなヒント・・・たとえば紙の選び方の工夫や、浮き出し加工のような特殊加工を身近な方法で表現するコツなどについてもお伝えしました。

続けて、学生賞のインスタの紹介と、過去の受賞作品について解説の時間を設けました。
一次審査の作品シートや審査員の評価ポイントを丁寧に共有することで、応募にあたっての具体的なイメージをつかみやすくします。さらに、受賞を目指すうえでのヒントや後押しにもつながればと思い、少し時間をとってお話しさせていただきました。

一通りの紹介を終えたところで、今年度のテーマである「FUN」について、ワークの開始です!まずはマンダラートという9つのマスを用いて、連想ゲームのようにしてワードを飛躍させ、「FUN」のイメージを広げていく作業を行います。その次に、先ほどの「FUN」から広がったワードのいくつかを掛け合わせ、アイデアの核となるストーリーを作っていきます。
実際に手を動かしていただく前に、過去のワークショップ実施校の生徒さんがつまずきやすかったポイントを考慮し、ワードの飛躍の仕方やアイデアの繋げ方のコツをレクチャー。資料の内容を深掘りしたり具体例も交えながら、皆さんがスムーズに作業に取り組めるようアドバイスしました。

ここからは、いよいよ学生さんたちが手を動かしていく時間です。遠隔で直接サポートするのが難しい中、山田先生と謝敷先生のお二人のきめ細やかなご指導に大変助けていただきました。ストーリー作りの段階では、悩みながら手が止まってしまう学生さんの姿も見られましたが、生徒さんの人数が多い中でも先生方が一人ひとりに丁寧に声をかけてくださっている様子が、画面越しにも伝わってきました。

ストーリー作りの次のステップでは、グループワークに移ります。先ほど個人で考えたアイデアを持ち寄り、みんなでひとつの作品にまとめていきます。グループは学年や学科が混ざったメンバー構成なので、まずはアイスブレイクも兼ねた自己紹介からスタート。あらかじめグループごとに着席していただいていたお陰でスムーズに始まり、活発な意見交換の後、良い流れのままスケッチのステップへと進みました。

スケッチでは、赤と黒の太いペンをベースに使うようにという先生からのアドバイス。これは、リモートで参加している講師陣にも見やすいようにとの配慮です。皆さんは、笑顔でうなずき合ったり、時には頭を抱えながら、休み時間も惜しんで集中してスケッチに取り組んでいました。その姿から、諦めずに良い作品を仕上げようとする熱い気持ちをひしひしと感じました。

あっという間に、プレゼンテーションと講評の時間です。オンラインでつないでいる中、生徒の皆さんが画面に登場するのをこちらも今か今かと楽しみに待ちます。発表の前には、しっかりと自己紹介をしてくれる方もいれば、プレゼン用紙の後ろからひょっこりと顔を出して挨拶してくれる方も。画面越しでも、皆さんが積極的にコミュニケーションを取ろうとしてくれるおかげで、物理的な距離を感じることはありません。
発表では、どんなワードをピックアップしてストーリーを構成したのか、そしてそのストーリーからどのようにアイデアを導き出したのかが丁寧に説明されました。しっかりと筋道立てて考えられたアイデアの数々に、講師陣も感心。コンセプトとビジュアルをコミカルな駄洒落に落とし込んだユニークなネーミングや、時代の流れを捉えた若者らしい感性が光るアイデアに、思わず笑みがこぼれる場面もありました。

その上で講師陣からは、応募に向けてさらにアイデアをブラッシュアップするためのアドバイスが寄せられました。たとえば、ターゲットをより明確にしコンセプトを尖らせること、アイデアをさらに体現するための中身の見直しや、パッケージの魅力がより伝わるような形状の提案など。具体的で細やかな意見が出され、アイデアの良さや課題を丁寧に見つめ直していきました。

そして最後は、みんなで記念撮影。オンラインでのワークショップというやりづらい環境の中でしたが、学生の皆さんの情熱と作品を仕上げ切る底力、先生方の丁寧な準備とサポートのおかげで、無事終えることができました。素晴らしい方向性のアイデアが数多く出され、これからどのような作品に仕上がっていくのか、とても楽しみです。
インターナショナルデザインアカデミーの皆さま、ご協力ありがとうございました!

(JPDAメンバー 齊藤・福田)

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