JPDA学生コンペ委員
ワークショップ -14〈桑沢デザイン研究所〉
6月14日、東京・渋谷にある桑沢デザイン研究所にてワークショップを行いました。
本学校は学生賞への応募が大変多く、昼間部2年生には学生賞を課題とした授業を綿密に行なってくださいます。そのためワークショップでは昼間部1年生・3年生と夜間部の学生さんを対象としました。参加人数は51名。
始めにJPDAの解説と学生賞の概要説明を行い、講師の紹介、過去の受賞作品を事例にコンペ応募へのポイントを解説しました。
説明の後はいよいよワークショップ開始です。今年のテーマは「FUN」。マンダラートによるキーワード探しからスタートです。楽しい、面白いなどのストレートなワードからスタートし、ここでは約1分と短時間でどこまで「FUN」から言葉を広げられるかがポイントです。素晴らしかったのは、皆さん、短時間でワードを広げられたことです。発想の豊かさに驚かされました。
次に各自が選んだ3〜4個のキーワードを使ってストーリーを作っていく作業に入ります。ここでもみんな文章がしっかり組み立てられていて世界観が伝わってきました。さすが桑沢生です。これがしっかりと出来れば次のアイデア作業に入りやすくなりますのでストーリー作業は重要です。
ここまでが個人ワーク。この後はグループでのワークになります。各自のストーリーをもとにどのアイデアを形にしていくかみんなで話し合いまとめていきます。それぞれの面白いアイデアの中でも特に今日発表まで持っていくのにふさわしいものはどれか、さらにどう改良したら良いパッケージになるかを約30分でまとめ上げます。
後半はそのアイデアをデザインスケッチに描きおこしていきます。ネーミングとデザインをどんどん進めていくグループと、なかなか進まないグループと出てきますがそこは講師もさりげなく助言をしながらなんとかみんなクリアしていき、気がつくと全チームが完成していました。
最後にプレゼンテーションと講評会。それぞれのチームが個性的なアイデアを披露してくださり有意義な時間となりました。中には「後少しの発想の転換でもっと面白くなる」アイデアも見受けられました。後は個人作業ですので、もっと深掘りをして面白いアイデアに着地して欲しいと思いました。
桑沢デザイン研究所には永沼先生を始め学校パッケージに熱い講師陣が揃っています。悩んで進まなくなったら先生にも相談しつつ「FUN」な作品を応募されることを楽しみにしています!
永沼先生、カメラマンさん、桑沢デザイン研究所の皆さま、ご協力ありがとうございました!
(JPDAメンバー 小川・渡辺)