アカデミーボックス

JPDA学生賞2025

ワークショップ -12〈沖縄国際大学〉

2025.6.19(木)JPDA学生コンペ委員

6月19日、沖縄国際大学 産業情報学部 産業情報学科の学生さん12名を対象にオンラインワークショップを実施しました。沖縄国際大学は昨年はセミナーのみで、ワークショップの実施は初めてです。当日はなんと、JPDA理事の沖縄県立芸術大学・笹原先生が現地に駆けつけてくださり、きめ細やかにフォローいただいたおかげでスムーズに進めることができました。

学生さんが談笑するリラックスした雰囲気の中、学生賞の概要の説明を始めると教室の中が静かになり、真剣に聞いてくださっている様子が伝わってきました。オンラインで対面できない分、講師の紹介やどんなパッケージデザインを手掛けているか、パッケージデザイナーに興味を持ったきっかけなどにも触れました。
恥ずかしながら学生時代の作品写真なども紹介しましたが、当時はデザインの授業で社会問題を意識することはほとんどありませんでした。学生賞を通じて、今の学生さんの社会問題への意識やデザインで解決していこうという姿勢を目の当たりにし、本当に感心します。

過去の受賞作品の紹介や一次審査のラフスケッチのイメージなども共有し、学生賞のイメージを掴んでもらった頃にワークショップスタートです。
FUNから発想するマンダラートは少し時間を取り、焦らず頭を柔らかくして自由に発想してもらうようにしました。沖縄国際大学の大山先生や、笹原先生も随時学生たちに声を掛けてくださり、徐々にペンが進んだ様子でした。

マンダラートが全て埋まったらキーワードをピックアップし、ストーリーを作っていきます。沖縄県立芸術大学でのワークショップと同様に笹原先生の導きで、考えあぐねている学生さんをカメラの前に連れ出しての個別相談タイム。講師も頭を悩ませながら「こういうのはどう?」「これとこれを結びつけたら、こうならないかな?ダメかな?」など、ざっくばらんに話をすることで場がほぐれ、もっと肩の力を抜いて楽しく考えていいんだと気づいたようです。

その後のグループワークでのアイデア共有では画面越しにも笑い声や歓声が聞こえ、活発に意見交換が行われた様子が伝わってきました。

アイデアのプレゼンテーションは12名、ひとりずつ行いました。海で使う道具のパッケージデザインなど沖縄らしさを感じるものや、構造上の工夫で楽しいパッケージになったり、とにかく自分が楽しい!と思うパッケージなど、バラエティに富んだアイデアがたくさん出たと思います。また、芸術系の学校ではないのにみなさん大変スケッチが上手く、笑顔でのプレゼンテーションが印象に残りました。

最後は画面越しの記念撮影です。楽しそうな表情が嬉しいですね!

大山先生、笹原先生が学生さんたちの様子を随時伝えてくださったり、カメラを学生さんたちに向けてくださるなど、コミュニケーションを促していただいたおかげで、オンラインでありながら臨場感あふれるワークショップが実施できました。ご協力ありがとうございました。
学生賞へのご応募、お待ちしております。

(JPDAメンバー 真野・三原)

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