JPDA学生賞2025
ワークショップ -2〈金沢美術工芸大学〉
2025.5.15 JPDA学生コンペ委員
5月15日(木)、石川県の金沢美術工芸大学にて、デザインを学ぶ1~3年生の学生を対象に、JPDA学生賞の紹介およびパッケージデザインのワークショップを開催いたしました。
2年前に移転新設された校舎は非常に美しく、学生さんたちが集中して学べる環境が整った素晴らしいキャンパスでした。
今年も、JPDA理事である畝野教授にご担当いただきました。
教室前にはJPDA学生賞2025のポスターも掲示していただき、万全の準備で私たちを迎えてくださいました。
まず、学生賞の概要説明と講師陣の紹介から始めました。
学生賞も4年目を迎え、過去の優秀作品を紹介しながら、その魅力や評価ポイントなどを解説しました。皆さんは熱心にメモを取り、話に真剣に耳を傾けていました。
休憩時間には、講師が持参した実際のパッケージ作品を囲み、学生さんたちと交流する時間を設けました。制作意図や素材の仕様などについて、皆さん、興味津々に質問を寄せていました。
ワークショップでは、今年のテーマ「FUN」から、マンダラートを用いたキーワード出しからスタートしました。
まずは、1分間で8つのマスをキーワードで埋めるというものでしたが、多くの学生さんが難なくキーワードを出しており、その後も順調に次のステップへと進み、日頃からトレーニングをされている様子が伺えました。
キーワードが出揃ったところで、それらの中から言葉を掛け合わせて、アイデアの核となるストーリーを構築していきます。
講師陣は各テーブルを巡回し、アイデア出しに苦戦している学生さんには個別にアドバイスを行いました。その後具体的なキーワードやターゲットを設定しながらスケッチを描き進め、非常に集中してテーマと向き合う姿が印象的でした。
最後に、学生さん一人ひとりが考案したアイデアについてプレゼンテーションをしていただきました。
柔軟な発想から生まれた独創的な作品が多く、それぞれの作品の面白さや、今後のブラッシュアップに向けた講評を行いました。
ワークショップ終了後は、笑顔で記念撮影。
学生賞への素晴らしい応募作品を、心より楽しみにしています。
金沢美術工芸大学の皆さま、ご協力ありがとうございました!
(JPDA メンバー 三原・齊藤)