JPDA学生賞2025
ワークショップ -3〈富山大学〉
2025.5.16 JPDA学生コンペ委員
5月16日(金)、富山県の富山大学にて、デザインを学ぶ3年生の学生さんを対象に、JPDA学生賞の紹介およびパッケージデザインのワークショップを開催いたしました。
富山大学は昨年度、JPDA学生賞3名の受賞者を輩出した実績のある学校です。
廊下や教室には、過去のパッケージデザインに関する資料や実際の製品サンプルなどが展示されており、パッケージデザイン教育に対する熱意が伝わってきました。
まずJPDAと学生賞の概要説明、講師陣の紹介を行い、過去の受賞事例も複数紹介し、評価ポイントや応募の際の注意点などを解説しました。
学生さんたちは熱心にメモを取りながら、真剣に耳を傾けていました。
本ワークショップの受講者の中に、昨年度のJPDA学生賞2024で審査員特別賞を受賞された学生さんも参加されていて、インタビューの時間を設けることができました。
受賞作品のコンセプトをはじめ、学生賞に応募して良かったこと、そこから得られた貴重な経験などを、受賞者ならではの視点から語っていただきました。贈賞式で出会った他校の学生さんとの交流が生まれ、今もその繋がりが続いているといったエピソードなども伺うことができ、私たちも大変嬉しく、感慨深い思いで拝聴しました。
ワークショップでは、今年のテーマ「FUN」に基づき、マンダラートを用いたアイデア発想からスタートしました。最初の課題は1分間で8つのマスをキーワードで埋めるというものでしたが、多くの学生が難なく多様なキーワードを出し、その後も順調に次のステップへと進みながら発想を深めていきました。
次に、各自が出したキーワードを組み合わせ、アイデアの核となるストーリーを構築していきました。まずは個人でアイデアを書き出し、その後3〜4人1組となってグループワークに移行しました。
各グループでは活発に意見が交わされ、協力して1つのアイデアにまとめ上げ、スケッチを作成していきました。どのグループも真剣に取り組みながらも、終始笑顔が見られ、楽しんで課題に向き合っている様子が非常に印象的でした。
そして、グループごとにプレゼンテーションを行いました。
どのグループも、作品タイトルとアイデアスケッチから、伝えたいコンセプトが一目で伝わり、プレゼンテーションもしっかりと制作意図を発表されていました。
アイデアも素晴らしく、学生の皆さんからの応募作品が一層楽しみになりました。
最後は皆で記念写真。
今年も学生賞のご応募をお待ちしています。
富山大学の皆さま、ご協力ありがとうございました!
(JPDA メンバー 三原・齊藤)