アカデミーボックス

JPDA学生賞2025

ワークショップ -7〈関西学院大学〉

2025.5.29 JPDA学生コンペ委員

5月29日(木)、兵庫県の関西学院大学 神戸三田キャンパスにて、津田先生、山田先生のゼミに所属する45名の学生の皆さまを対象に、ワークショップを開催しました。

都会の喧騒を離れた広大な敷地の中に、最新施設がいくつも点在しており、勉強や研究に没頭するには最適なキャンパスです。道行く学生等の表情にも、活気が満ち溢れています。

はじめに、JPDAと学生賞の概要を説明し、3名の講師の自己紹介を行いました。その後、過去の受賞作品を事例にコンペ応募の際のポイントや、応募することの意義についてお話ししました。

説明の後は、ワークショップに取り組みます。今年のテーマである『FUN』を軸に、マンダラートを使って発想を広げます。

『FUN』の周りの8マスを埋め、その中からキーワードを選ぶ作業を繰り返し、限られた時間の中で、世界観を広げていきます。
最初は戸惑っている表情も見られましたが、時間が進むにつれて、楽しんで筆を進めている様子が伺えました。

出揃ったキーワードをもとに、思い思いのストーリーを組み立てていきます。発想を上手に広く・深くできた学生はさらに筆に勢いが出て、最初の『FUN』の一言だけで止まっていると辿り着けなかったようなストーリーを生み出しています。
手が止まった学生には、先生や講師から容赦ない助言や激励の言葉が送られます。

その後、2つのゼミが混ざって1チーム4〜5名のグループを組み、各自組み立てたストーリーを共有します。また並行してイラストを使いながら、チームワークでアイデアを深めていきます。

話し合ったアイデアを、プレゼンテーションに向けて色鉛筆やペンを使いながらまとめあげます。普段イラストを描く機会が少ないとのことですが、少しでも伝わりやすくしようという意志が感じられる、素晴らしい仕上がりになりつつあります。

最後は各グループによるプレゼンテーションと講師からの講評です。時間を目一杯使った熱のこもったプレゼンテーションが続きました。

実際に自分が普段から持っている、リアルな思いから立ち上がったアイデアには、学生に共感のリアクションが起こりました。また短時間ながらよく練られたアイデアには、素晴らしい応募作品にブラッシュアップされるのではないかという期待を感じました。
ブラッシュアップされた作品が応募されるのを、心よりお待ちしております。

記念撮影後、遅くまで残って講師陣に熱心に相談する学生の姿も見られ、パッケージデザインの裾野がまだまだ広がっていく予感に胸を膨らませ、帰路につきました。

津田先生、山田先生、関西学院大学の皆さま、ご協力いただきありがとうございました。

(JPDAメンバー 松尾・福田・矢部)

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